「車を一時抹消したけど、どうやって保管すればいいの?」
「道具や工具がなくても自宅でできる保管対策が知りたい」
そんな方に向けて、この記事では特別な道具がなくてもできる、車の正しい保管方法を詳しく解説します。
一時抹消登録は、車を手放さずに維持費を節約できる便利な制度ですが、保管方法を間違えると、再登録時に高額な修理費が発生するリスクもあります。
特に、バッテリー、タイヤ、エンジン、内装の劣化には注意が必要です。
この記事では、主婦の私が実際に行っている「一時抹消中の保管術」をわかりやすくまとめました。
ぜひ参考にしてください!
一時抹消とは?簡単におさらい
「一時抹消登録」とは、車の登録を一時的に抹消して、自動車税や自賠責保険の支払いを停止する手続きです。
つまり、「今は使わないけど、将来また使いたい車」を保管しておきたいときに便利な制度です。
一時抹消した車をそのまま放置するとどうなる?
一時抹消したからといって、車をただ放置するのは危険です。以下のようなトラブルが起きやすくなります。
- バッテリーが完全に放電(エンジンがかからなくなる)
- タイヤが変形(フラットスポット)
- ブレーキやマフラーがサビる
- 内装にカビや臭いが発生
- 塗装が日焼けや雨で劣化
これらは再登録時のトラブルや費用増加の原因になります。
定期的に清掃等のメンテナンスが必要ということです。
一時抹消中の保管方法5選
① バッテリーのマイナス端子を外す

バッテリーは、使っていなくても少しずつ放電します。そのまま放置すると、半年〜1年で完全に上がってしまうことも。
完全放電したまま、長期間放置すると充電できなくなるので注意が必要です。
外すだけでなく、工具を使って充電できるとなお良いです。
おすすめ対策:
- マイナス端子だけを外す(10mmのスパナがあるとベスト)
- 工具がない場合は、家族や知人に頼るのも⚪︎
もっと対策:
- 充電器を利用してバッテリーの充電をする
② タイヤの空気圧を点検し、できるだけ定期的に移動する
タイヤは長期間同じ場所に置かれていると、接地面が変形してしまいます(フラットスポット)。
フラットスポットを予防するために、月に一回はタイヤの接地面を変える程度の移動をした方が良いです。
道具なしでできる対策:
- 最後に乗る際に空気圧を少し高めに調整(+0.2〜0.3kgf/cm²)
- 月1回、車を10cm前後に動かす
- 向きを変えられる場所ならそれも有効
道具があればやりたい対策:
- ジャッキアップしてタイヤを浮かせて保管
- タイヤを外して保管
③ 月に1回、エンジンをかける(アイドリングのみでOK)
エンジン内部の金属やオイルラインは、動かさないと劣化が進みます。
安全なやり方:
- 自宅敷地内でのみエンジンを始動(公道はNG)
- できれば30分弱のアイドリング
- 異音や振動を確認
工具があればやりたい対策:
- 駆動輪を浮かせて、タイヤを回す。(ミッション系のオイル循環もできる)
- 定期的なオイル交換(半年に1回程度)
④ ボディカバーがないなら、毛布やシーツで代用
雨ざらしや日差しが塗装に悪影響を与えるので、車体を覆っておくのが理想です。
工夫できる方法:
- 古い毛布やシーツを活用
- 洗濯ばさみや重しで飛ばないよう固定
⑤ 車内に除湿剤や新聞紙を置く
湿気対策は、カビや臭いの予防にとても大切です。
ついでに車内の清掃をしっかりやっておきましょう。ゴミが残っているとカビの原因や、汚れが固まって落ちなくなります。
簡単な湿気対策:
- 新聞紙を敷く
- 食品の乾燥剤を再利用
- 窓は完全に閉める
よくある質問(FAQ)
Q. 車を放置しても車庫証明は必要?
→ 一時抹消中は「使用しない車」扱いなので、車庫証明は不要です。ただし、保管場所の所有者には事前に確認しておくと安心です。
Q. 保管期間は最長どれくらい?
→ 法律上の期限はありませんが、3年を超えると故障リスクが高まります。できれば1〜2年以内の再使用が理想です。
Q. 一時抹消中でもエンジンかけていいの?
→ 自宅の敷地内であればOK。ナンバーがない状態で公道に出るのは違法なのでご注意を。
まとめ|道具がなくても「気づかい」で車は守れる!
一時抹消した車を正しく保管するために、高価な道具や特別な知識は必要ありません。
ちょっとした気づかいや習慣だけでも、車の寿命をぐっと延ばすことができます。
もう一度ポイントを振り返ると:
- バッテリーは外す or 月1回エンジンをかける
- タイヤの空気圧と位置ずらし
- 毛布やシーツでボディ保護
- 新聞紙や乾燥剤で湿気対策
大切な車を、手放さず、節約しながら保つために。
「放置しない工夫」が、後悔しない一時抹消の第一歩です。
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