ガソリンスタンドのレギュラーとハイオクと軽油って何が違うの?
そんな方のための記事になっております。
ガソリンと軽油の違い
結論 使うエンジンと燃料の特性が違います。
ガソリンエンジンにはガソリン(レギュラー、ハイオク)
ジーゼルエンジンには軽油
を使います。
特性としての違いは
ガソリンは火を近づけると引火して燃えます。軽油は引火しません。
軽油は熱を加えると着火します。ガソリンは軽油より高い温度でないと着火しません。
今回はこのような違いを詳しくわかりやすく解説していきます。
細かく見ていきましょう。
- オレンジ色の液体で特有のにおいがする
- 引火点が-40℃以下で常温でも火を近づけると引火して燃える
- 沸点40℃と低い
- 液比重が1より低いため水に浮き、水に溶けない(非水溶性)
- 揮発したガソリンは空気の3~4倍重いため床や地面等、低いところに沿って広がる
- 揮発性が高い(揮発油とも呼ばれる)
- 発火点300℃
- 引火点-40℃以下ととても低い
上記のような特性を持ちます。
ガソリンエンジンはスパークプラグで火花を散らしてガソリンと空気の混合気に引火させて動力を得ているので、この特性がピッタリなんですね!
他にガソリンエンジンは製造コストを抑えることができたり、回転数を上げることができるので運転を楽しむこともできますね。
細かく見ていきましょう。
- 無色透明から黄色味かかった緑色
- 匂いもガソリンとは異なる特有の匂い
- 特1号、1号、2号、3号、特3号とわかれている
- 沸点が240℃と高い
- ガソリンより熱効率が良い
- 液比重が1より低いため水に浮く
- 発火点250℃と低め
- 引火点45℃以上と高め
上記のような特性があります。
トラックや船、軍事用車両等の大きいパワーが必要な乗り物に基本使われています。
ガソリンと軽油を入れ間違えたらどうなるの?
こんな質問にも答えていこうと思います。
ガソリンと軽油を入れ間違えたら?
結論 エンジンが壊れます。
ガソリンと軽油では上記で書いたように特性が違うので燃焼のタイミングや爆発威力が異なり壊れる原因になります。
ガソリンエンジンはスパークプラグ(点火プラグともいわれます)で高圧に圧縮されたガソリンと空気の混合気に火花を散らして爆発させる(引火しやすい性質を使う)のに対して、ジーゼルエンジンはインジェクターで高圧に圧縮された空気に軽油を霧状に噴霧することで爆発させています。(空気は圧縮すると温度が上昇します。そこで軽油を噴霧して発火点の低さで自己着火します)
このように特徴が真逆になっているので入れ間違えると白い排気ガスが出ていずれエンジンが止まります。
エンジンの載せ替えは、相場では50万円。決して安くはないですよね。しかも新しい車を買うにしても安くありません。
このような事態にならないように燃料を入れるときには細心の注意を払って給油しましょう。
また入れ間違えてしまったのを気づいたらエンジンをかけずに行きつけの整備工場やディーラーに電話して処置してください。エンジンをかけなければ燃料はエンジン内部に行かないので燃料タンク内の洗浄で済みます。
かけた後に気づいたらすぐに切ってください。(エンジンが完全に逝くのを防ぐためです)
まとめ
ガソリンと軽油の違いに絞って解説してきましたが何を伝えたいかというと
エンジンに適している指定されている燃料を入れましょうということです
入れ間違えなければ余計な出費をしなくて済むし、気に入っている車だったらショックですよね(泣)
この記事が少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
ありがとうございました。ではまたっ!
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